どうぐばこノート

原稿用紙の書き方

題名、名前、段落、句読点、かぎかっこ、小さい文字。原稿用紙の決まりを、マス目の図で正しい例とよくない例を並べて確かめられます。

原稿用紙の使い方は法律で決まっているものではなく、学校や試験で長く教えられてきた書き方です。ここでは一般的な決まりを、正しい例とよくない例のマス目の図で並べました。学校や先生、試験の指示があるときは、その指示が優先です。

段落のはじめは1マス空ける

新しい段落を書き始めるときは、行の最初の1マスを空けて、2マス目から書きます。段落の途中で行が変わったときは、次の行の1マス目から続けて書きます。改行して1マス下げることで、読む人に「ここから話が変わる」と伝わります。

○ 段落のはじめを1マス空ける
朝から雨でした。午後は晴れました。
× 空けずに書き始めた
朝から雨でした。午後は晴れました。

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題名(タイトル)と名前の書き方

題名は1行目に書き、上を2〜3マス空けて書き始めるのが一般的です。名前は2行目に書き、名字と名前の間を1マス空け、最後の字の下を1マス残して終わるようにします。本文は3行目から書き始めます。学年や組を書くよう言われたときは、名前の上に書き添えます。

○ 題名は3マス目から、氏名は下を1マス空ける
夏の思い出山田 花子本文は三行目から。
× 題名を行の頭から書いた
夏の思い出本文は三行目から。

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句読点と、行の頭に来るとき

「。」や「、」は、それぞれ1マスを使います。ただし、句読点や閉じかっこは行の最初のマスには書きません。行の頭に来てしまうときは、前の行の最後のマスに字と一緒に入れるか、マスの外の下に書きます。このやり方をぶら下げと呼びます。

○ 句点を前の行の最後にぶら下げる
公園でたくさん遊ぶ。友だちも来た。
× 句点を行の頭に書いた
公園でたくさん遊ぶ。友だちも来た。

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かぎかっこと会話文

人が話した言葉は、かぎかっこでくくり、行を改めて書きます。会話の終わりの「。」と「」」は、同じ1マスにまとめるのがよく見る書き方です。会話のあとに「と言った。」のように続くときも、行を改めて書き始めます。

○ 「。」」を1マスに入れる
「はい。」と答えた。
× 「。」と「」」を別のマスにした
「はい。」と答えた。

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かぎかっこで始まる段落を1マス下げるかどうかは、教え方が分かれます。下げる学校も、行の頭から「を書く学校もあるので、先生の指示に合わせてください。かっこの中でさらにかっこを使うときは、学校では『』を使うのが一般的です。国の公用文の目安では、同じ「」を重ねて使うとされています。

○ 「 の段落も1マス下げる
「おはよう。」と言った。
○ 「 を行の頭から書く
「おはよう。」と言った。

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○ かっこの中のかっこは『』
「先生が『明日は休み』と言った。」
○ 公用文のように「」を重ねる
「先生が「明日は休み」と言った。」

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小さい文字と長音

小さい「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」も、1字として1マスを使います。縦書きではマスの右上に、横書きでは左下に寄せて小さく書きます。行の最初のマスに来てもかまいません。縦書きで「ー」を書くときは、横の線ではなく縦の線にします。

○ 小さい文字も1マス使い、右上に寄せる
ちょっと待って。
× 前の字と同じマスに入れた
ちょっと待って。

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○ 縦書きの「ー」は縦の線
ラーメンを食べた。
× 横の線のまま書いた
ラ一メンを食べた。

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点線と、!や?のあと

言葉がとぎれる様子を表す点線「……」は、2マスを使って書きます。「!」や「?」は1マスに書き、文がそのあとも続くときは、次のマスを1つ空けてから書きます。文の終わりでそのまま改行するときは、空けなくてかまいません。

○ 「……」は2マス
えっと……。
× 点線を1マスだけにした
えっと…。

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○ 文の途中の「!」の後は1マス空ける
やった! 勝ったぞ。
× 空けずに続けた
やった!勝ったぞ。

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原稿用紙の向き

B4の縦書きの原稿用紙は、真ん中の柱を中心に横長に置き、右上のマスから書き始めます。右半分を書き終えたら、柱をはさんで左半分の右端の行へ進みます。横書きの用紙は、左上のマスから書き始めて、上の行から順に下へ書いていきます。

小論文や大人の作文では

入試の小論文や就職・昇進の作文でも、マスの使い方の基本は同じです。ただし、解答用紙に題名や名前の欄が別にあるときは、マス目には本文だけを書くよう指示されることが多くあります。字数の数え方も課題によって違うため、問題用紙の注意書きをよく読んでから書き始めてください。

下書きをするときは、原稿用紙エディタに文章を入れると、この決まりに沿ってマス目に並べ、何枚何行になるかがわかります。数字や英字の書き方は、原稿用紙の数字の書き方と英語・英字の書き方のページにまとめています。

書き方の決まりと出典

原稿用紙の書き方は法律ではなく、学校や試験で教えられてきた慣習。学校・先生・試験の指示があれば、そちらが優先する。下の customary は、公的な資料で確かめられなかった一般的な書き方。

確認日 2026-10-23。公用文の資料は役所の文書の目安で、国の役所の文書の書き方の目安で、原稿用紙の決まりではない。数字と句読点の考え方は作文の指導と重なる。

確認した資料

確認日 2026-10-23。次の見直し 2027-04-01。