原稿用紙の数字の書き方
縦書きと横書きで、数字の書き方は変わります。年号、小数、大きな数、単位をマス目にどう入れるかを、図で確かめられます。
原稿用紙に数字を書くときは、まず縦書きか横書きかで考えます。縦書きでは漢数字、横書きでは算用数字(1、2、3)を使うのが基本です。この考え方は、国の文書の書き方の目安である、文化審議会の「公用文作成の考え方」にも書かれています。細かい書き方は学校や先生、試験によって違うので、指示があればそちらに従ってください。
縦書きの数字は2通りの書き方がある
縦書きで漢数字を使うときは、「一九八三年」のように数字を1字ずつ並べる書き方と、「千九百八十三年」のように十・百・千を入れる書き方があります。公用文の考え方の例では、告示などの正式な文書は十・百・千を使う書き方、広報などでは1字ずつ並べる書き方が示されています。作文ではどちらでもよいことが多いので、1つの文章の中ではどちらかにそろえましょう。
どちらの書き方でも、ゼロは「〇」と書きます。電話番号や番地のように、数の大きさではなく並びに意味がある数字は、1字ずつ並べるほうが読みやすくなります。
小数と、算用数字のままにしない
縦書きの小数は、小数点を「・」にして「三・一四」と書きます。縦書きの原稿用紙に「3.14」のような算用数字をそのまま書くと、読みにくく、書き方の決まりを知らないと受け取られることがあります。パーセントは「七十二・三パーセント」のようにカタカナで書くのが、公用文の考え方の例でも使われている形です。
横書きは2桁で1マス
横書きの原稿用紙では、算用数字を2字ずつ1つのマスに入れます。「2026年10月23日」なら、「20」「26」「年」「10」「月」「23」「日」の7マスです。1字ずつマスに入れると、数字が多い文章ではマスが倍近く必要になり、指定の字数を早く使い切ってしまいます。
横書きでも漢数字のままにする言葉
「数十人」のようなおおよその数や、「一人」「二つ」「三日坊主」のように数が言葉の一部になっているものは、横書きでも漢数字で書きます。公用文の考え方にも、概数や、語を作っている数は漢数字にすると書かれています。
エディタで数字を書き換える
原稿用紙エディタで縦書きを選び、「数字(縦書き)」を漢数字にすると、入れた文章の算用数字を、選んだ書き方の漢数字に置き換えてマス目に並べます。もとの文章は書き換えないので、横書きに戻せば算用数字のまま2字で1マスに並びます。言葉の一部になっている数は自動では見分けられないため、置き換えたあとに読み返して確かめてください。
数字の決まりと出典
原稿用紙の書き方は法律ではなく、学校や試験で教えられてきた慣習。学校・先生・試験の指示があれば、そちらが優先する。下の customary は、公的な資料で確かめられなかった一般的な書き方。
- 縦書きでは漢数字を使う。十・百・千を使う書き方(千九百八十三年、七十二・三)と、位取りで書く書き方(一九八三年、五三人)がある。小数点は「・」、ゼロは「〇」。(文化審議会「公用文作成の考え方(建議)」令和4年1月7日。「縦書きする場合には、漢数字を使う(Ⅰ 4キ)。告示などの例は 千九百八十三年・二時三十七分、広報などの例は 一九八三年・二時三七分(解説 16ページ)。」)
- 横書きでは算用数字を使い、原稿用紙では1マスに2字ずつ書く。(一般的な書き方(公的な決まりはありません)。公的な資料では 文化審議会「公用文作成の考え方(建議)」令和4年1月7日 に「横書きでは、算用数字を使う(Ⅰ 4ア)。」とあります)
- 概数や、数を含む言葉(一つ、二人、三日坊主など)は、横書きでも漢数字で書く。(文化審議会「公用文作成の考え方(建議)」令和4年1月7日。「概数は、漢数字を使う/語を構成する数(中略)などは、漢数字を使う(Ⅰ 4オ・カ)。」)
確認日 2026-10-23。公用文の資料は役所の文書の目安で、国の役所の文書の書き方の目安で、原稿用紙の決まりではない。数字と句読点の考え方は作文の指導と重なる。